ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー

ランプーンワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー

タイ北部、ランプーンにある寺院「ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー」Wat Phra Phutthabat Tak Pha のフォトギャラリーです。

かつては「ハリプンチャイ」と呼ばれタイ北部では王室都市としてもっと古く繁栄したランプーン。ピン川の支流のクワン川沿いの静かな街で、 タイ北部の主要都市チェンマイからはおよそ30km、車では30分ぐらいの所に位置します。

ワット・プラプッタ・バート・タークパーの山の上のチェディたち。

この「ワット・プラプッタ・バート・タークパー」、ランプーンの町から南西へ約14キロのところのパーサーンという町にある寺院。広大な敷地と目まいがするような遠く離れた小高い丘の上に仏塔「プラタート・チェディ・スィー・クルーバー(Phrathat Chedi Si Khruba)がたつ独特の寺院。仏塔のたつ丘の上からはランプーンが広々と見渡せます。

タイ語の分かる人は寺院の名前からちょっと想像できたりするかも知れませんが(ワット:寺院、プラプッタバート:仏陀の足跡、タークパー:服を干す)、説明によれば、仏陀がかつてここに滞在し、近くの崖で僧衣を干したとされる場所で、そのサフラン色(オレンジ色)の僧衣の跡や仏陀の足跡が寺院の敷地内に見られます。美しい壁画が寺院の内装を彩り、外部は実り豊かで穏やかです。
毎年、仏陀が荼毘に伏されたと信じられているタイの陰暦6月8日、この寺院ではこの日を記念する意味で「Bathing Ceremony」を行います。
(水浴びの儀式、とでも言うのでしょうか。ソンクラーンとは違うのかな... ランプーンの代表的寺院ワット・プラタート・ハリプンチャイでも盛大に行われるようですね。)

※)陰暦6月8日について
調べてみると、仏陀が荼毘に付されたと信じられている日付はタイでのお話かもしれません。Wikiのタイの祝日リスト(英語版)によれば、この日は以下のように説明されています。
  • アッタミ・プージャー(ワン・アッタミ・ブーチャー)Atthami Puja (Wan Atthami Bucha
    陰暦6月8日(5月~6月)
    仏陀が荼毘に付された記念する仏教徒の儀式
    8th waning moon, 6th Thai lunar month (May - June)
    Buddhist observance commemorating the Buddha's cremation.

では、早速行ってみましょう。ヽ(^。^)ノ

【ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー】本殿の様子

ランプーンの町から南西へ約14キロのところのパーサーンという町にあるこの寺院。広大な敷地を持ち、遠くに離れた小高い丘というか山の上に仏塔がたってます。
こちらが、本殿ですね。写真の右側が正面入り口みたいです。(後で気が付いたんですが)
こちらが、本殿ですね。写真の右側が正面入り口みたいです。(後で気が付いたんですが)
境内側から見たところ。4方に同じ形をしています。
入口の上は、とても綺麗に装飾されてます。花と虎でしょうか。
境内側から見たところ。4方に同じ形をしています。 入口の上は、とても綺麗に装飾されてます。花と虎でしょうか。
こちらが説明にあった、壁画に彩られた美しい寺院の内装ですね。カラフルで綺麗です。
こちらが説明にあった、壁画に彩られた美しい寺院の内装ですね。カラフルで綺麗です。
こちらが説明にあった、壁画に彩られた美しい寺院の内装ですね。カラフルで綺麗です。
言い伝えでは仏陀はこの聖地を訪れ、寺院の境内に足跡を残したとか。
中には少し階段を3段降りた場所に、大きな仏陀の足跡があります。言い伝えでは仏陀はこの聖地を訪れ、寺院の境内に足跡を残したとか。
お祭りされている仏像。
六角形の模様で彩られた天井。
お祭りされている仏像。 六角形の模様で彩られた天井。
本殿から山の方を見ると、仏塔が立っているのが見えます。ここから真っ直ぐ歩いて行けるんですね。
左の写真の反対側。こちらが正面のようですね。
本殿から山の方を見ると、仏塔が立っているのが見えます。ここから真っ直ぐ歩いて行けるんですね。 左の写真の反対側。こちらが正面のようですね。
入口上の模様。孔雀とか不死鳥でしょうか。
お坊様たち。僧衣はオレンジじゃなくて、えんじ色ですね。
寺院でよく見る願掛け象さんですね。
小指(女性は薬指)で落ち上げると、その願いは叶うとか。
入口上の模様。孔雀とか不死鳥でしょうか。 お坊様たち。僧衣はオレンジじゃなくて、えんじ色ですね。 寺院でよく見る願掛け象さんですね。
小指(女性は薬指)で落ち上げると、その願いは叶うとか。
境内側から見たところ。大きな、この木何の木みたいな木があります。
実際に木の下に行くと、これがとても大きい。
境内側から見たところ。大きな、この木何の木みたいな木があります。
実際に木の下に行くと、これがとても大きい。

【ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー】とても広い境内

本殿の後は、とても広い境内を歩いて回ってみましょう。
本殿から真っ直ぐ山の方につながる道の先には、仏塔がありますが、それはまた後ほど。
本殿から真っ直ぐ山の方につながる道の先には、仏塔がありますが、それはまた後ほど。
広い境内。この何の木の大きな木の下辺りから眺めたところ。
大きな銅鑼。ワット・プラタート・ハリプンチャイに世界一大きな銅鑼というのがありますが、こちらの方が大きいのでは... ?
広い境内。この何の木の大きな木の下辺りから眺めたところ。 大きな銅鑼。ワット・プラタート・ハリプンチャイに世界一大きな銅鑼というのがありますが、こちらの方が大きいのでは... ?
1000年を経たといわれるタキエントンの木で作られた仏像が祭られているお堂。
お堂に祭られている、ちょっとふっくらした仏像。
よく見る形ですが、これは位の高い人が座る場所とかでしょうか。
1000年を経たといわれるタキエントンの木(Takientong wood)で作られた仏像が祭られているお堂。 お堂に祭られている、ちょっとふっくらした仏像。 よく見る形ですが、これは位の高い人が座る場所とかでしょうか。
ちょっとした洞窟っぽくなっている場所があり、その中にも仏像が祭られています。
ちょっとした洞窟っぽくなっている場所があり、その中にも仏像が祭られています。
ちょっとした洞窟っぽくなっている場所があり、その中にも仏像が祭られています。
下に祭られている仏像。ヒョウ柄の着物来てるんですが、なぜヒョウ柄?
隅~の方にも小さい虎が。...
内部の隅の方がこんな感じの低い天井。
下に祭られている仏像。ヒョウ柄の着物来てるんですが、なぜヒョウ柄? 隅~の方にも小さい虎が。... 内部の隅の方がこんな感じの低い天井。
こちらが、仏陀が僧衣を干したとされる場所ですね。
広い境内の見晴し。
こちらが、仏陀が僧衣を干したとされる場所ですね。 広い境内の見晴し。
立派なお堂がこちらにもありました。
ハリプンチャイ博物館に面白い陶磁器がありましたが、こちらは象の鼻にライオンの体を持つ想像上の生き物、コッド・チャ・スィ (KOD-CHA-SI)ですね。
立派なお堂がこちらにもありました。 ハリプンチャイ博物館に面白い陶磁器がありましたが、こちらは象の鼻にライオンの体を持つ想像上の生き物、コッド・チャ・スィ (KOD-CHA-SI)ですね。
お堂の横の様子。
僧侶の学校?
境内にあるこの木何の木みたいな大きな木。
お堂の横の様子。 僧侶の学校? 境内にあるこの木何の木みたいな大きな木。
山の方角の境内の出口付近になる、人の一生を表している人形たち。
写真では見えませんが、赤ん坊から、子供、大人、老いて、最後はミイラみたいになっちゃってます。
山の方角の境内の出口付近になる、人の一生を表している人形たち。
写真では見えませんが、赤ん坊から、子供、大人、老いて、最後はミイラみたいになっちゃってます。
こちらが仏塔のある山の方角の出入り口。元気のある人は、こちらから仏塔まで登ってみましょう。^-^)
こちらが仏塔のある山の方角の出入り口。元気のある人は、こちらから仏塔まで登ってみましょう。^-^)

【ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー】山の上の仏塔

さぁ、次は山の上の仏塔目指して行ってみましょう。
山の上の仏塔は「プラタート・チェディ・スィー・クルーバー(Phrathat Chedi Si Khruba)と呼ばれるようです。意味は4人の僧侶の仏塔、といったところですが、さて、どんな所でしょうか。
この階段を上って上まで行きます。写真の中央上に見える赤っぽい小さな建物が、先ほどまでいた本殿などです。いやー、小さくなっちゃいましたね。
この階段を上って上まで行きます。写真の中央上に見える赤っぽい小さな建物が、先ほどまでいた本殿などです。いやー、小さくなっちゃいましたね。チェンマイのドイステープより凄いかも。
鬼みたいな番人が守っています。これもタイでは良く見かける守り神のヤックでしょうか。
鬼みたいな番人が守っています。これもタイでは良く見かける守り神のヤックでしょうか。
虎みたいなものもいますね。
階段上で仏塔を守護する者たち
鬼みたいな番人が守っています。これもタイでは良く見かける守り神のヤックでしょうか。虎みたいなものもいますね。
実は私もそうですが、車で上まで来れるんですね。裏側まで道路が来ていて、こちらから歩けばすぐそこです。
車の人はこちらから
実は私もそうですが、車で上まで来れるんですね。裏側まで道路が来ていて、こちらから歩けばすぐそこです。日あたりは良すぎるので、体力に自信のある人以外は、車なので来た方が良いかもしれません。^-^;)
山の上なのでそうなんですが、仏塔の立っているところも勿論、見渡しもとてもよく、開放感いっぱいの場所です。
ランプーンを見渡せます
広々とした場所
山の上なのでそうなんですが、仏塔の立っているところも勿論、見渡しもとてもよく、開放感いっぱいの場所、ランプーンを見渡せます。
こちらが山の上の様子。写真中央に仏塔が立ち、その他にも色々と建物がたってます。
こちらが山の上の様子。写真中央に仏塔が立ち、その他にも色々と建物がたってます。
仏塔は非常にきれいな造り。荘厳な感じがします。
仏塔は非常にきれいな造り。荘厳な感じがします。
仏塔は非常にきれいな造り。荘厳な感じがします。
仏塔内には、4体の僧侶の像が4つの扉に向けて中央に鎮座します。ナーンの寺院ワット・プーミンで見たジャトゥラムック様式に似てますね。
仏塔内には、4体の僧侶の像が4つの扉に向けて中央に鎮座します。ナーンの寺院ワット・プーミンで見たジャトゥラムック様式に似てますね。
プラ・クリー・スーントーン・カムピーラヤーン(カムリーラ僧)というお名前のようです。
僧の周りをお守りしている仏像。観音様でしょうか。
祀られている僧
プラ・クリー・スーントーン・カムピーラヤーン(カムリーラ僧)というお名前のようです。
周りの仏像
僧の周りをお守りしている仏像。観音様でしょうか。
内部は仏画で装飾されてます。
天井は白ベースでシンプルです。
外側の壁の装飾。石の組わせで出来ている?
内部は仏画で装飾されてます。 天井は白ベースでシンプルです。 外側の壁の装飾。石の組わせで出来ている?
別のお堂にお祀りされている僧侶の像。
ランプーンを再興したカウィラ王と、その兄弟のブーンマ王子。
カウィラ王、その家臣の子孫の寄進でつくられたようです。
別のお堂にお祀りされている僧侶の像。 ランプーンを再興したカウィラ王と、その兄弟のブーンマ王子。
カウィラ王、その家臣の子孫の寄進でつくられたようです。
仏塔の裏の車道側に祀られている僧の像。
見かけた猫たち
見かけた猫たち
仏塔の裏の車道側に祀られている僧の像。 見かけた猫たち。白黒と三毛猫を見かけました。^-^)
本殿と仏塔を結ぶ車道はこんな感じの道です。お疲れ様でした。^-^)
本殿と仏塔を結ぶ車道はこんな感じの道です。お疲れ様でした。^-^)

タイが好き、タイ北部が好き、という人でも、なかなかここ「ワット・プラプッタ・バート・タークパー」に来る機会は少ないかもしれません。

というか、実は私も知りませんでしたが、来てみると遠く離れた小高い丘の上の仏塔など結構独特で、ちょっと変わったところに行ってみたい、郊外の広々としたところに行ってみたい~、という人には良い場所かもしれませんね。o(^o^)o

ワット・プラ・プッタ・バート・ターク・パー