タイ北部シー・サッチャナライ
タイ北部:シー・サッチャナライ(Sri Satchanalai)のフォトギャラリーです。
シー・サッチャナライは、スコータイから北におよそ60km。
ヨム川(Yom River)沿いに広がるこの地帯は、石斧の発見より、その歴史は先史時代に遡るようです。タイや中国の文献では11世紀の街が記述されており、また、考古学的発掘作業からはスコータイ時代(1240年頃-1438年)以前の建物(3世紀のものなど)が分かっています。
スコータイ時代(1240年頃-1438年)には、王朝の直轄地の1つであり、副王(皇太子の様なもの:crown prince)が住み治めるスコータイに次いで2番目の大きな街として、発展したようです。
(スコータイ初代シーインタラーティット王(King Sri Indradhit)が長男バーンムアン王を送り、またそのバーンムアン王が王位に就い時には、弟を送り治めた、という事から、特別の地となったようです)
日本では江戸時代の茶人に使われた「すんころく」と呼ばれる焼物の故郷でもあります。
- すんころく:宋胡録、寸胡録
「すんころく」は「サワンカローク(Sawankhalok) 」が訛ったもので、英語では「スワンカローク焼き」「サンカローク焼き」と呼ばれるとか。 フィリピン、日本、インドネシアなどに輸出されていたようです。
- スコータイについては、以下参照。
フォトギャラリー(スコータイ)(ラームカムヘン大王, スコータイ遺跡公園)