【タイ北部】シー・サッチャナライ

タイ北部シー・サッチャナライ

タイ北部:シー・サッチャナライ(Sri Satchanalai)のフォトギャラリーです。

シー・サッチャナライは、スコータイから北におよそ60km。
ヨム川(Yom River)沿いに広がるこの地帯は、石斧の発見より、その歴史は先史時代に遡るようです。タイや中国の文献では11世紀の街が記述されており、また、考古学的発掘作業からはスコータイ時代(1240年頃-1438年)以前の建物(3世紀のものなど)が分かっています。

ワット・チャン・ロム(Wat Chang Lom)の遺跡を支える象達。

スコータイ時代(1240年頃-1438年)には、王朝の直轄地の1つであり、副王(皇太子の様なもの:crown prince)が住み治めるスコータイに次いで2番目の大きな街として、発展したようです。
(スコータイ初代シーインタラーティット王(King Sri Indradhit)が長男バーンムアン王を送り、またそのバーンムアン王が王位に就い時には、弟を送り治めた、という事から、特別の地となったようです)

日本では江戸時代の茶人に使われた「すんころく」と呼ばれる焼物の故郷でもあります。

  • すんころく:宋胡録、寸胡録
    「すんころく」は「サワンカローク(Sawankhalok) 」が訛ったもので、英語では「スワンカローク焼き」「サンカローク焼き」と呼ばれるとか。 フィリピン、日本、インドネシアなどに輸出されていたようです。

【シー・サッチャナライ】遺跡公園

ヨム川(Yom River)沿いに広がり、およそ45k㎡に215以上の遺跡がある、広大な遺跡公園。バンコクからは、北へおよそ550kmのところに位置しています。
ヨム川(Yom River)沿いに広がり、およそ45k㎡に215以上の遺跡がある、広大な遺跡公園。
バンコクからは、北へおよそ550kmのところに位置しています。

スコータイ遺跡公園に負けず劣らず、広く沢山見るものがあり、歩いて回るのは大変かも。
(私は車で回ってます。)

外国人(日本人)は、40バーツ(120円ぐらい)、車は50バーツ(150円ぐらい):(2005年)
園内の雰囲気
(スコータイ遺跡公園の方が整った感じがしますが、道路が整備されてます)
象さん
(入り口過ぎると、いきなり象さんいます。
バナナあげたりできますが、これに乗っても園内が回れるのかな?)
園内の雰囲気
(スコータイ遺跡公園の方が整った感じがしますが、道路が整備されてます)
象さん
(入り口過ぎると、いきなり象さんいます。
バナナあげたりできますが、これに乗っても園内が回れるのかな?)
レンタル
(自転車がかりれます。
その他にもテントや寝袋が借りられるようですが、借りる人いるのかな?)
園内の案内カー
(これに乗っても園内を回れるようです)
レンタル
(自転車がかりれます。
その他にもテントや寝袋が借りられるようですが、借りる人いるのかな?)
園内の案内カー
(これに乗っても園内を回れるようです)

【シー・サッチャナライ】ワット・チャン・ロム

ワット・チャン・ロム(Wat Chang Lom)は、13世紀(1291年)、ラームカムヘーン大王により、クメール軍を破った戦勝記念に建てられたと言われる寺院で、城壁内のちょうど真ん中に位置しています。
スリランカ様式の釣鐘型の仏塔(チェディ)は、高く正方形の土台に立ち、(崩れかかってますが)39頭の象に支えられています。
遠景1
(ワット・チャン・ロムの全体)
遠景2
(ワット・チャン・ロムの全体)
遠景1
(ワット・チャン・ロムの全体)
遠景2
(ワット・チャン・ロムの全体)
遠景3
(正面から入っていくところ)
近影
(台座に象、その上に仏像が並びます)
遠景3
(正面から入っていくところ)
近影
(台座に象、その上に仏像が並びます)
支える象
(仏塔(チェディ)を支える39頭の象さんたち。ちょっと崩れてます。)
仏塔(チェディ)
(スリランカ様式)
支える象
(仏塔(チェディ)を支える39頭の象さんたち。ちょっと崩れてます。)
仏塔(チェディ)
(スリランカ様式)
仏塔へ
(階段があり、上に登れます。仏像が並んでますが、頭がありません。)
階段を上ると
(階段を上ったところ。こんな感じ。)
仏塔へ
(階段があり、上に登れます。仏像が並んでますが、頭がありません。)
階段を上ると
(階段を上ったところ。こんな感じ。)
仏像1
(頭のある仏像もあります。後からつけられたものでしょうか。)
仏像2
(仏像近影。頭がありません。)
仏像1
(頭のある仏像もあります。後からつけられたものでしょうか。)
仏像2
(仏像近影。
頭がありません。)
塔からの眺め1
(塔からの見晴らし。別の仏塔が見えます。)
塔からの眺め2
(塔から、正面の入り口を見てみると、こんな感じで見えます)
塔からの眺め1
(塔からの見晴らし。別の仏塔が見えます。)
塔からの眺め2
(塔から、正面の入り口を見てみると、こんな感じで見えます)

【シー・サッチャナライ】ワット・チェディ・チェッ・テーオ

ワット・チャン・ロムの向かいに建つこの寺院、7列に並ぶチェディ(仏塔)の寺院、という意より、「ワット・チェディ・チェッ・テーオ」(Wat Chedi Chet Thaeo)と呼ばれます。
15世紀ごろ建てられたようですが、スコータイでの最も美しい寺院の1つとも言われ、中央には、蓮のつぼみ型のチェディ(仏塔)があり、その周りにも、大小さまざまな仏塔が並んでいます。
(33基と言われてますが、数えてません。^-^;) )

スコータイ遺跡公園の「ワット・マハタート」(Wat Mahathat)のようですね。
全体像
(中央の仏塔は、蓮のつぼみ型。その手前にも大きな仏塔がありますね。)
ナーガと仏像
(中央の仏塔の手前の仏塔には、ナーガ(蛇神)のトグロの上で瞑想する仏像があります。)
全体像
(中央の仏塔は、蓮のつぼみ型。
その手前にも大きな仏塔がありますね。)
ナーガと仏像
(中央の仏塔の手前の仏塔には、ナーガ(蛇神)のトグロの上で瞑想する仏像があります。)
周りの仏塔1
(中央の仏塔の周りには、大小多くの仏塔があります。様式も異なるようです。)
周りの仏塔2
(こちらも周りの仏塔。すこしサイズは小さいものです。)
周りの仏塔1
(中央の仏塔の周りには、大小多くの仏塔があります。
様式も異なるようです。)
周りの仏塔2
(こちらも周りの仏塔。
すこしサイズは小さいものです。)
周りの仏塔3
(こちらも周りの仏塔。沢山ありますね。)
周りの仏塔4
(こちらも周りの仏塔。沢山あるので、まるで仏塔の森、のようです。)
周りの仏塔3
(こちらも周りの仏塔。
沢山ありますね。)
周りの仏塔4
(こちらも周りの仏塔。
沢山あるので、まるで仏塔の森、のようです。)
周りの様子1
(寺院の周りの風景。緑の中に、佇んで(たたずんで)います。)
周りの様子2
(こちらも寺院の周りの風景。広々としたところです。)
周りの様子1
(寺院の周りの風景。
緑の中に、佇んで(たたずんで)います。)
周りの様子2
(こちらも寺院の周りの風景。
広々としたところです。)

【シー・サッチャナライ】ワット・プラ・シー・ラタナ・マハタート

ワット・プラ・シー・ラタナ・マハタート(Wat Phra Si Rattana Mahathat)
スコータイ時代に作られたとされ、大きなクメール様式のトウモロコシ型の仏塔があります。
遺跡公園からおよそ2Km、シー・サッチャナライの南の城壁の外のチャリアン(Chaliang)(※1)という名の町にあるお寺、「ワット・プラ・シー・ラタナ・マハタート」(Wat Phra Si Rattana Mahathat)。

このお寺は、スコータイ時代に作られたとされ、写真に見られるように、大きなクメール様式のトウモロコシ型の仏塔(プラーン:Prang)があります。
(元々はクメール様式だったが、後にタイ様式へと変わったと考えられています)
アユタヤ時代後半(1732-1758)に、バロマゴート王(King Borommakot)により重要な修復が行われています。

  • ※1)チャリアン(Chaliang)
    このチャリアン(Chaliang)という町は、クメール時代(802 - 1432)の11世紀には既に存在し、シー・サッチャナライよりも古い町と考えられています。

(ちなみに、関連は分かりませんが、ピサヌロークにも、同じ名前のお寺がありますね。)
橋を渡って1
(この橋を渡ってワット・プラ・シー・ラタナ・マハタートへ行きます)
橋を渡って2
(橋から見たヨム川の風景)
橋を渡って1
(この橋を渡ってワット・プラ・シー・ラタナ・マハタートへ行きます)
橋を渡って2
(橋から見たヨム川の風景)
橋を渡って3
(川では、子供たちが遊んでます。魚も捕ってる模様。)
正面
(大きな仏塔と、正面に仏像が見えます)
橋を渡って3
(川では、子供たちが遊んでます。魚も捕ってる模様。)
正面
(大きな仏塔と、正面に仏像が見えます)
仏塔
(クメール様式の仏塔。
ピマーイの遺跡などから類推すると、1つ1つの粒?には仏像が彫ってあったかも知れませんね。)
仏像1
(正面に控える仏像。よく見ると、手の指が長いですね。)
仏塔
(クメール様式の仏塔。
ピマーイの遺跡などから類推すると、1つ1つの粒?には仏像が彫ってあったかも知れませんね。)
仏像1
(正面に控える仏像。よく見ると、手の指が長いですね。)
仏像2
(正面に控える仏像のアップ。かなり傷んでますが、穏やかなお顔をしています。)
仏像3
(正面に控える仏像の横からの撮影。すぐ下側にも別の仏像がありますね。)
仏像2
(正面に控える仏像のアップ。かなり傷んでますが、穏やかなお顔をしています。)
仏像3
(正面に控える仏像の横からの撮影。すぐ下側にも別の仏像がありますね。)
塔の上
(仏塔は階段を上って上まで上がれます。中には写真のようなお堂が祀られています。これ多分はリンガ(男性の象徴)ですね。)
塔の上から1
(仏塔の階段上から、すぐ下を見下ろしたところ。)
塔の上
(仏塔は階段を上って上まで上がれます。中には写真のようなお堂が祀られています。これ多分はリンガ(男性の象徴)ですね。)
塔の上から1
(仏塔の階段上から、すぐ下を見下ろしたところ。)
塔の上から2
(階段上から正面を見下ろしたところ。)
塔の上から3
(階段上から左側を見下ろしたところ。左上に見える家々は、売店など。)
塔の上から2
(階段上から正面を見下ろしたところ。)
塔の上から3
(階段上から左側を見下ろしたところ。左上に見える家々は、売店など。)
立仏像1
大きな立仏像。多分スコータイのワット・マハタートと同じぐらいの大きさ。
立仏像2
立仏像のアップ。
正面の仏像と比較すると、こちらは目をつぶっている様に見えます。
立仏像1
大きな立仏像。多分スコータイのワット・マハタートと同じぐらいの大きさ。
立仏像3
足元。小さな仏像と、お線香かロウソク用の器が置いてあります。
立仏像3
足元。小さな仏像と、お線香かロウソク用の器が置いてあります。
立仏像2
立仏像のアップ。
正面の仏像と比較すると、こちらは目をつぶっている様に見えます。
2つの仏像
近くにある2つの仏像。こういったスタイルに何か意味があるのでしょうね。後ろの仏像は前の仏像を守護してるのかな?
2つの仏像
近くにある2つの仏像。こういったスタイルに何か意味があるのでしょうね。後ろの仏像は前の仏像を守護してるのかな?

スコータイやカンペーンペットに同じく、ここを訪れたのは随分昔の1度きり。遺跡巡りが好きな私としては、必ずや再び訪れたい場所です。いつの日になるかわかりませんが、その日に備えて今日も元気に眠ります。^◇^)ゞ

【タイ北部】シー・サッチャナライ