【バンコク】 ワット・アルン

タイ中部ワット・アルン

ワット・アルン(Wat Arun)のフォトギャラリーです。

暁に染まる姿がとても美しいと言われるとても有名なお寺院「ワット・アルン」(Wat Arun)

暁に染まる姿がとても美しいと言われるとても有名な寺院「ワット・アルン」(Wat Arun)
バンコク「トンブリー地区」にあり、目の前にチャオプラヤ川が流れます。 読んだことありませんが、三島幸雄の小説『暁の寺』の題材だとか。
対岸には、こちらも有名な「ワット・ポー」がありますね。

歴史的にみると、アユタヤー王朝時代には「ワット・マコーク」と呼ばれる普通の寺院だったらしいのですが、1767年、アユタヤー王朝崩壊後、タークシン将軍がトンブリーを首都として王朝を開いて、この寺院を「ワット・チェーン」(チェーン:“夜明け”)として、王室守護寺院としました。(有名な「エメラルド仏」を本尊とした)

その後、ラーマ2世の頃に「ワット・チェーン」から「ワット・アルン・ラチャターラーム」と名を変え、ラーマ4世の頃に「ワット・アルン」となったといいます。

いや、それにしても高いですね。

【ワット・アルン】仏塔の外観

ワット・アルン: 中央には、天に向かってそびえる非常に大きな仏塔と、その四方に4つ仏塔が立っています。
中央には、天に向かってそびえる非常に大きな仏塔と、その四方に4つ仏塔が立っています。
ヒンドゥー教(バラモン教)の破壊と再生の神「シヴァ」(シバ, Shiva)の住む聖地、ヒマラヤの「カイラーサ山」をかたどっています

タイ東北部の有名な「パノム・ルン(Phnom Rung)遺跡」の「パノムルン山」も同様に「カイラーサ山」を象徴しているということから、タイの歴史とバラモン教(ヒンドゥー教)は、非常に繋がりが強いようですね。

中央に非常に大きな仏塔、その四方に4つ仏塔。
中央の仏塔は、もともと16mのものを、ラーマ3世が80メートルほどのものに改修した。
中央に非常に大きな仏塔、その四方に4つ仏塔。
中央の仏塔は、もともと16mのものを、ラーマ3世が80メートルほどのものに改修した。
とても美しい外観1
中央に非常に大きな仏塔、その四方に4つ仏塔。中央の仏塔は、もともと16mのものを、ラーマ3世が80メートルほどのものに改修しています。16mからいきなり80mに改修する、ということはこの寺院はとても重要な位置づけにあったのでしょう。
少し近寄ったところより。写真真ん中あたりに階段が見えますね。かなり急ですが、あそこを上っていきます。
とても美しい外観2
少し近寄ったところより。写真真ん中あたりに階段が見えますね。かなり急ですが、あそこを上っていきます。
仏塔下の周りの様子。広々とした空間が広がり、ここを参拝客が歩きます。
とても美しい外観3
仏塔下の周りの様子。広々とした空間が広がり、ここを参拝客が歩きます。
この急な階段は、搭を上り下りする時、自然に仏陀に対して頭が下がるように、この様な造りとしたようです
別の角度より
すごく急な階段2
別の角度より。かなり急なことが分かりますね。
階段上から見下ろしたところ。手すりが付いているので良いですが、結構怖いです。
すごく急な階段1
この急な階段は、搭を上り下りする時、自然に仏陀に対して頭が下がるように、この様な造りとしたようです
すごく急な階段3
階段上から見下ろしたところ。手すりが付いているので良いですが、結構怖いです。
非常に高くて少々怖い。景色はとても良いです。ぐるっと見渡すと気持ち良いです。
非常に高くて少々怖い。景色はとても良いです。ぐるっと見渡すと気持ち良いです。
階段上からの眺め
非常に高くて少々怖い。景色はとても良いです。ぐるっと見渡すと気持ち良いです。
壁は細かく綺麗な装飾されたり、サルみたいなものがいたり、壷みたいなものがあったりと、非常に手が込んでます。
勿論、避雷針ではありません。バラモン教(ヒンドゥー教)のシバ神の象徴であるリンガ(男性器のシンボル)
塔の装飾
壁は細かく綺麗な装飾されたり、サルみたいなものがいたり、壷みたいなものがあったりと、非常に手が込んでます。
仏塔の先頭
勿論、避雷針ではありません。
バラモン教(ヒンドゥー教)のシバ神の象徴であるリンガ(男性器のシンボル)
仏塔の正面には御堂が2棟あり、1棟はワット・マコーク時代の本堂、もう1棟は礼拝堂。
 トンブリー王朝時は、ここにエメラルド仏を安置していたとか。
こちらも仏塔に同じく、細かく綺麗な装飾されてます。花柄ですね。
御堂
仏塔の正面には御堂が2棟あり、1棟はワット・マコーク時代の本堂、もう1棟は礼拝堂。
 トンブリー王朝時は、ここにエメラルド仏を安置していたとか。
御堂の飾り
こちらも仏塔に同じく、細かく綺麗な装飾されてます。花柄ですね。

【ワット・アルン】仏塔の石像

塔には神様の石像が収められています。
こちらはバラモン:インドラ神とその乗り物(3つの頭を持つエラワン象)
塔には神様の石像が収められています。 こちらはバラモン:インドラ神とその乗り物(3つの頭を持つエラワン象)
こちらは何かは分かりませんでしたが、馬に乗ってますね。
こちらも分かりませんでしたが、神様が祀られています。鍵が掛けられていることから貴重なものなのでしょうか。
こちらは何かは分かりませんでしたが、馬に乗ってますね。 こちらも分かりませんでしたが、神様が祀られています。鍵が掛けられていることから貴重なものなのでしょうか。

【ワット・アルン】塔を支える者たち

仏塔には、色々装飾が施されていますが、その1つに塔を支える者たちがいます。どうも、「ラーマキエン」という物語に出てくる、鬼や猿などだそうです。王宮(グランドパレス)にも同じように居ますね。

「ラーマキエン」
「ラーマキエン」とは、インドに伝わる叙事詩「ラーマーヤナ」をタイ語に翻訳したもの。
南タイに伝わる影絵芝居が起源とされ、アユタヤ王朝のタークシン王が加筆し、1789年にラーマ1世が集大成し全訳を完成しているようです。「ラーマキエン」の主人公「ラーマ王」は理想の王とされ、それ故、タイの歴代王も“ラーマ”の称号がつけられているようですね。

ラーマキエン物語解説:http://www.itdaschool.jp/ramakien2.htm
塔を支える者たち 1-1
これは鬼なのかな?
塔を支える者たち 1-1
これはその「ラーマキエン」という物語に出てくる鬼なのかな?
塔を支える者たち 1-2
こちらも鬼なのでしょうか?
塔を支える者たち 1-2
こちらも鬼なのでしょうか?
塔を支える者たち 3
仏塔の先頭部分。ガルダと他は従者でしょうか。
塔を支える者たち 3
仏塔の先頭部分。ガルダと他は従者でしょうか。
塔を支える者たち 4
顔が人の顔のように見えますね。こちらも従者でしょうか?
塔を支える者たち 4
顔が人の顔のように見えますね。こちらも従者でしょうか?

【ワット・アルン】その他の飾り

壷の飾り
壷の形をした飾りが、至る所に並んでます
土台付近
仏塔の土台にも飾り。
これは、王宮にもあるギンナラー(半分人で半分鳥の守り神の1つ)とかですかね
壷の飾り
壷の形をした飾りが、至る所に並んでます
土台付近
仏塔の土台にも飾り。これは、王宮にもあるギンナラー(半分人で半分鳥の守り神の1つ)とかですかね
仏塔の先端
仏塔の先端の飾り。何やら金属のものがついてます。
仏塔周りの様子
仏塔の先端
仏塔の先端の飾り。何やら金属のものがついてます。
仏塔周りの様子
お堂の屋根部分の細かい装飾。花柄が散りばめられている感じです。
御堂の屋根部分
お堂の屋根部分の細かい装飾。花柄が散りばめられている感じです。
仏塔の装飾
仏塔の装飾
こちらもラーマキエン物語に出てくる鬼か猿が塔を支えています。茶色い壺のような飾りも所々沢山見えます。
入口付近
ワット・アルンの入り口付近
寝ている仏像と説明ボード
入り口付近にある寝仏陀。所々金箔が貼ってあるようです。タイの寺院で良く見られるようにきっと金箔を貼ってお参りする人がいるんですね。
入口付近
ワット・アルンの入り口付近
寝ている仏像と説明ボード
入り口付近にある寝仏陀。所々金箔が貼ってあるようです。タイの寺院で良く見られるようにきっと金箔を貼ってお参りする人がいるんですね。
入り口
ワット・アルンの入り口。両脇に中国風の石像が並びます。
仏像
仏像も祀られています。
入り口
ワット・アルンの入り口。両脇に中国風の石像が並びます。
仏像
仏像も祀られています。

【ワット・アルン】中国風の石像

ここ「ワット・アルン」に限らず、例えば「王宮」(グランドパレス)でもそうですが、寺院には、中国風の石像を良く見ます。
これは昔タイは中国との貿易が盛んで、貿易船が中国からタイへ帰る際、船が不安定となってしまう為、船底にこれらの石像を置いて船を安定させたのだとか。

単に石を乗せて安定させたんではなくて石像、というところが凄いですね。
中国風の石像1 中国風の石像1
中国風の石像2
人型の他にも、動物(ここでは猿)などもあります
中国風の石像3

【ワット・アルン】その他いろいろ

銅像
三匹の象を従えるこの方は...どなた?
守衛さん
入り口を守っている警備の人。銃や短剣もってます。
銅像
三匹の象を従えるこの方は...どなた?
守衛さん
入り口を守っている警備の人。銃や短剣もってます。
お店がでてます
観光名所らしく、お店がでていて、いろいろショッピングできます
お店がでてます
観光名所らしく、お店がでていて、いろいろショッピングできます
お店がでてます
観光名所らしく、お店がでていて、いろいろショッピングできます
川から見た風景
ワットアルンのボート乗り場付近
川から見た風景
ワットアルンのボート乗り場付近。チャオプラヤー川沿いに建つこの寺院。このチャオプラヤー川沿いには他にも多くの寺院があっているので、ボートに乗って参拝に行けるんですね。「チャオプラヤー川をボートで遊覧」を参照してみてください。
チャオプラヤー川の眺め
川に浮かぶ植物に水鳥が止まって休んでたりします。
チャオプラヤー川の眺め
川に浮かぶ植物に水鳥が止まって休んでたりします。

非常に高く急な塔が象徴的な「ワット・アルン」。チャオプラヤー川側からの眺めがとても綺麗なこの寺院は何度見ても美しいですね。またあの急な階段を上って周りの風景を眺めてみたいです。(^◇^)

【バンコク】 ワット・アルン